国際版 少年少女世界伝記全集 (小学館)
緑の革風のハードカバーに、光る金。
この装丁を見ただけで、
特別な本を手にしたような気持ちになったものです。
小学館の『国際版 少年少女世界伝記全集』は、
赤い童話全集の姉妹版として刊行されたシリーズで、
世界と日本の偉人たちの生涯を、美しい挿絵とともに紹介していました。
偉人の伝記というと
堅苦しい印象があるけれど、
当時の私は、物語を読むようにページをめくりながら、
知らない国や時代の人たちの生き方に引き込まれていました。
好きだったのは
「アンネ・フランク」と「良寛」。
アンネの強さとやさしさ、そして良寛の静かな生き方。
読後に残る余韻がいつまでも消えませんでした。
そんなに裕福な家庭ではなかったのに、
シリーズで揃えてくれた母に、いまはものすごく感謝しています。
ちなみに、このシリーズには
『国際版 少年少女世界文学全集』という
青の革風のハードカバーの本がありますが、
小学生の途中で
転校してしまったため、
2巻の「ガリバー旅行記」をもらったのが最後となりました。
いつか続きを読んでみたいな・・・。



